Ghost

アイコンは、はっつんから!
アイコンは、はっつんから!

バトン

前にもやったと思うけどもう一度!



【小夜子】についていくつか質問させていただきます。

1、【小夜子】を扱う上で最も大切にしていることはなんですか?

ティンカーベル、非日常レベルのマイペースさ、持ち前の明るさ、そして暗さ、正位置での異常者、弱さ

2、【小夜子】は主人公側と悪役、どちらのつもりで動かしていますか?

主人公側です!でもどちらにもなる覚悟は常に

3、【小夜子】を漢字一文字で表すと?

「光」
光と影は常に一体で、不安定なものだと思います。弱く甘ったれだけど、頑張って欲しい〜 私の希望でもあるので!

4、【小夜子】のキャラデザで気に入っているのはどこですか?

黒タイツ!あと、内面的に幼さが残る子ですが、容姿は甘すぎずボーイッシュにシンプルに抑えられたのは丁度良かったなって今でも思ってる!

5、【小夜子】に関することであまり公にしていない設定があれば教えてください。

暗算は苦手だけど、割とお金にはシビアで倹約家!

6、【小夜子】の未来を左右しそうなキーパーソンといえば?(複数回答可)

智恵美ちゃん、優真さん、和泉くん、透さん、やまとちゃん、萌くん、ジェシカさん、トリトマさん当たりかと 私は嬉しいです...(照)

7、【小夜子】の今一番の目的(目標)は?

ゲームを終わらせること、抜け出すこと。





【さそり】についていくつか質問させていただきます。

1、【さそり】を扱う上で最も大切にしていることはなんですか?

言葉数少なめ、発達しきれてない幼さ、憎悪、終わらない地獄

2、【さそり】は主人公側と悪役、どちらのつもりで動かしていますか?

中間だと思ってるかな?でも自分に関わりのない人間には容赦ないから、悪側には近いと思ってる

3、【さそり】を漢字一文字で表すと?

「蠍」
とても小さい男の子だけど、与えられた毒で一人で苦しんでる

4、【さそり】のキャラデザで気に入っているのはどこですか?

黒い長ぐつ!どっかのスラム街で適当に拾ってきた雑感はさそりにしか出せないなって!

5、【さそり】に関することであまり公にしていない設定があれば教えてください。

小夜子と遥平より、お酒には強いです。

6、【さそり】の未来を左右しそうなキーパーソンといえば?(複数回答可)

純くん、優真さん、カミルさん、和泉くん、莉緒ちゃん、ツグミちゃん、十草くん、ロッソさん、トリトマさん、ジャスティスさん辺りかもしれない

7、【さそり】の今一番の目的(目標)は?

地獄を抜け出す事、十草くんを死なせない為にはどうすればよいのか





【遥平】についていくつか質問させていただきます。

1、【遥平】を扱う上で最も大切にしていることはなんですか?

よく喋る、欲に我慢しない、エロくて馬鹿、大人の狡さ、誰かの大人にちゃんとなってあげること

2、【遥平】は主人公側と悪役、どちらのつもりで動かしていますか?

美味しいければ、どちらでもかじりつきます。

3、【遥平】を漢字一文字で表すと?

「明」
底抜けに馬鹿で明るい


4、【遥平】のキャラデザで気に入っているのはどこですか?

三白眼

5、【遥平】に関することであまり公にしていない設定があれば教えてください。

私服5着程しか揃えてない
ちゃんと働けば優秀な警察官さんですが道にズレちゃう

6、【遥平】の未来を左右しそうなキーパーソンといえば?(複数回答可)

優真さん、ルーシーちゃん、静さん、ジェシカさん、ジャスティスさん

7、【遥平】の今一番の目的(目標)は?

どう自分は生き延びてやるか

爆弾の背景

爆弾はまだ律くんとmoa.ちゃんがいた頃から影で温めてた計画でした。
とはいえ私もあまり聞かされていなかったので、拝借させてもらいました。
律くんは小夜子にはこの爆弾については打ち明けていなかった。
なので小夜子は律くんの口からこの計画の事を聞いてません。
ただ一部部品を集めて欲しいと頼まれていたので、その時は彼の言う通りに集めてました。

ほぼスレ外だけど経緯としては↓

律くん死亡

もぬけの殻状態の小夜子。
毎晩眠れなくなる。不眠症になる。
時間を持て余し待ち合わせのひとつに使ってた部屋で3枚のはぎれの羊皮紙を見つける。

爆弾についてまとめられた羊皮紙発見する。
字は読めないが律の直筆だと思い込み、ここから解読の日々へ。

エリアの図書館へ行ったり、城の図書室へ行く。
(ジャスさんとトリトマさんと会った時も解読するために図書館へ来てた。)

眠れず時間を持て余したおかげで、徐々に文字が分かるようになる。
そして羊皮紙に書かれていることを解読。
爆弾計画が練られていた事、律のゲームを終わらせるという意味を理解。

羊皮紙に書いてある通り爆弾の在処を発見。
幸いにも作りがけがある、そして羊皮紙に分量など書いてあったので自分も作り始める

爆弾の具体的詳細はまだ決めてないです。
調べてるんだけど教えてもらったその一部部品で検索しても出てこない…困った。
決まり次第この記事に追加しようと思います。

人の命を簡単に奪えてしまう爆弾を作っていく中で、今回のスレ通り小夜子の気持ちとその行為は矛盾しているけれどそれでもその手を止めなかったのは、ひとつは律くんと彰人さんの背中を見てきたから、自分の手を止めれば二人の意志が消えてしまうと思ったこと。そして唯一形として律くんの形見のようなそれらを見捨てる選択が出来ずしがみつく形になった。だけど使い道が浮かばない。

それでも使い道ないまま終わらせるのは彼女としては一番避けたい方向だったので、誰かに話を持ち出そう。自分と同じ考えを持った、ゲーム的にリスクが低い同じスペードの人間に。律くんの一件で他スートにかけるつもりは最初からないです。一番最初に考えたのが駆くんでした。駆くんの死亡通知を聞いて、どうしようか考えゲームに対抗しているらしいジャスティスさんが浮かびます。話が話だからかなり見極めてたけど、結果打ち明けましたとさ!

ちなみに爆弾は東西南北のエリアに一カ所ずつ隠してあります。
まだまだ作り途中です〜テロ起こるぐらいの量の予定です。

個人的名言 2015年


「…これからも、この背中で守ってあげるのでしょう」
「…憎みませんよ、私は駆様とここを出ます」

廉次郎
「お望み通り消えてやるよ」
「じゃあお前は!!誰も殺さずにバングルを手に入れたことに少しでも安心しなかったのかよ!!手を汚さずに済んでよかったって、ちょっとでも思わなかったっていうのかよ!?
http://co.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=vixi17&mode=view&no=130
「あ、あ、あ……たすけ…か、け…しにたく、な……」
http://co.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=vixi17&mode=view&no=137


「お前のやらなきゃいけないことに、他人を巻き込む意味が分かってるんスか?!」
「人質になった仲間を救えなかったのは…いや、救わなかったのは紛れもなく自分の意志でした。」http://co.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=vixi17&mode=view&no=103
「俺バカだからよく分からないけど、みんなが皆、自分の願いだったり思いだったり本能に従ったりしたらそれこそ意味がない気がするッス。だって、誰かから何かを奪う行為がダメって学校や大人から習うのは、また繰り返されるからッス。何かを奪う行為はどんな理由があっても、その人にどんな過去があっても許されない。変な常識もこの世にはあるけど、まともな常識は人が平和に過ごすためにあるんじゃないのかなって俺は思うッス」
http://co.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=vixi17&mode=view&no=127


「俺が死んだ仲間の意志や言葉を改ざんするようなやつだと思うんならそれまでだ。」

智恵美
「おっけえ、そりゃもう、ちえみんとさよっちの仲だからね。そのときはさよっちのピンチに颯爽と現れるヒーローになったげる。」
「もうわかんねっ、わかんないからわかった!せんぱいのこと、えみ、見てる。見てどうにかなるかは知んないけど、あのひとのこと心配だから!」

和泉
「 …僕は信じた人を傷つけてまで、生きれない」
http://co.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=vixi17&mode=view&no=67&p=2
「僕はね、これで良かったと思うんだ」

なごみ
「だってヒトは自分で全ての物語は決められないもの」


「俺は、生きて、帰りたい。」
「ああ、そうだね。生きて、ここから出よう。」

ルーシー
「わたしも、あなたみたいに、選べればいいのに。」http://co.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=vixi17&mode=view&no=60 …

エリカ
「帰る場所がないのは……生きる理由がないのと同じよ」
http://co.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=vixi17&mode=past&no=4


「ハート。関係ないね。アタイは今、プレイヤーとしてじゃなく一人の人間としてこの子と話してんだよ」http://co.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=vixi17&mode=view&no=68

彰人
「嫌いだったよ、最初は。それでも接していくうちに情が湧いたんだ。死んで欲しくねぇから死ぬなって、必死になって邪魔してんだよ!お前に生きてて欲しいから生きろって言ってんだよ!」http://co.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=vixi17&mode=view&no=107
「希望…だよ」http://co.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=vixi17&mode=view&no=109
「バーカ。横道逸れても…自分が、その道、を正面の…道で、逸れる前、の道、を横道だ…と思え、ば問題、ねぇ」
「逃げはしねぇよ。王様の首取りに来るから待ってろ」http://co.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=vixi17&mode=view&no=102

日向
「挨拶する余裕も無いの?」

宇十郎
「君に、國武宗一郎の何がわかる。」
「できてた、でしょ…?」

莉緒
「生きて、帰りたいです」

ジェシカ
「振り回されるな、冷静になれ。罪悪感はいつか薄れても罪そのものは消えねーぞ?」
http://co.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=vixi17&mode=past&no=50

寧々
「寧々「選んで、律くん。間違わないで」
http://co.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=vixi17&mode=view&no=62 …
「うん、この先の悲しくて苦しいことから守ってあげたい。」
http://co.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=vixi17&mode=view&no=55


「ぶつかっている間に、何人死んだ。」

メル
「助けてほしいときは、ちゃーんと"助けて"って言わなくちゃだめですよぉ?思ってるだけじゃ伝わりませんからね!」

ゾフィー
「サーカスは、永遠に開幕しておるのじゃ。 ――キング、」

吉野
「えーがんばってよツグミちゃん!…あのね、このゲームの最期にプレイヤーがあたしとツグミちゃんだけになったとするでしょ。ツグミちゃんは51個のバングルを持ってるの。そんなツグミちゃんに、あたしが最後のバングルを渡して、ツグミちゃんが優勝するんだ。それってすごく素敵じゃない?」

十草
「…だから、その命、一度おれに預けてほしい。」
http://co.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=vixi17&mode=view&no=86&p=2

千代
「彼は光、だから…うちにとって。いつか駆くんはうちの大切な仲間も一緒にこのゲームを脱出してくれる。そのためには多くの情報が必要になる…これが強みになる。…これ一つで和泉くんの人質だけじゃない。もっと多くの人が助けられる可能性がある。」
「へへっ、これから頑張れるようおまじない…!」
http://co.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=vixi17&mode=past&no=40

ツグミ
「自分より辛い思いをしている人がいると思うと、救われた気持ちになりません?」
http://co.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=vixi17&mode=view&no=138

トリトマ
「…駄目だよ、もっと上手くやらないとさ」http://co.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=vixi17&mode=view&no=69

ジャスティス
「ああトリトマさん。気をつけた方がいいかもしれません。
女性の香水の匂い、しますから。」
「孕ませないよう気をつけてくださいね」
「貴方が落としてしまった廉次郎という人を、置いていかないであげてください。」
「早く戻っていらっしゃい」
http://co.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=vixi17&mode=view&no=130

クラウン
「なんでっ、なんでだよ!?こいつが……何したってんだ!!何したっつうんだよ!!なぁ!!おい!!なんで、なんで……なんでだぁあああああっ!!」
「その「許せない」って感情、忘れんな。それを糧に生き延びろ」

ロッソ
「馬鹿な奴!」http://co.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=vixi17&mode=view&no=64






<番外編>

・http://co.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=vixi17&mode=view&no=100&p=3
巴ちゃんが落ちる時、切ない…

想狂(1)

着替えや制汗剤、それからちょっとませてみて手鏡とか、荷物の多い女バス部専用のスポーツバックを垂直に落下していく。その音はドサッと洗面所に響いた。
夜は目を丸くしてそれまでの服を脱ぐ動作もテレビの一時停止のようにその場に止まっていた。それはあたしも同じだった。棒のように立ち尽くして背中の無数の痣に釘付けだった。
無縁だと思ってたから。
テレビだけのお話であたしの世界には縁もゆかりもない話だと思ってたから。
いつも見続けてきたその背中に、そんな痣や変な跡があるだなんて思いもしなかったから。
あたしのいる世界は絵に描いたような家族愛が形にあるから、だから、その痣を初めて目にした時は、自分の世界に黒い染みが出来たような、そんな感覚だった。

「その痣、どうしたの…?」

生々しいその背中に言葉が上手く出てこなかったのを覚えている。
顔が強張っていたのも自覚してた。
そんな夜はいつもと変わらなかった。怖いくらい。

「いや、お前がどうしたのさ。俺の背中に何かある?」
「何って、痣!!何があったの?なんで、そんなに」
「小夜子」

脱ぎかけたTシャツを着直して、あたしの名前を呼んで目の前に立った夜はあたしのほっぺを横に伸ばすようにつねった。

「いひゃっ!」
「何もないよ。それより、ちゃんとノックしてから開けろって言ってんだろ。おい」
「いひゃいいひゃいいひゃいほお!!!!!!!!!!!」

弧を描くようにぐりぐりとつねり回してきて、しかもかなり痛い。
ちゃんと言葉にならない。頭が上がらない。いつも通り。

「バイトでやらかしただけだよ、じゃあバイトいってくる」
「へ?!ちょ、ちょっと!」

スラリと身軽にあたしの横を身軽に通り過ぎて廊下に出て、トントンとスニーカーをフィットさせるリズミカルな音を鳴らしてあっという間に夜は家を出てしまった。あぁ、やっぱり適わないな。
次の日久々に叔母のサッちゃんが帰ってきた。
サッちゃんから初めてもらった痺れるような平手打ちはいよいよ現実へと落としていった。

data 3.

〜フリーライター鈴木の徒然ブログ〜 より 

白石怜(シライシ レイ)氏。享年25歳。
医学の歴史、特にDNA情報生命科学の分野において非常に重要な地位を占めていた。
先祖代々日本医学界において柱の一人となる人物であるので、先祖から受け継ぐ優秀の血だ。
彼はとても整った見事な赤い目の好青年で温厚的性格、故に多くの医学者達に慕われていて、医学者としては華々しい生涯を送ったのは言わずもがなだった。多くの女性を虜にしていた。天才であるが故、その人生はあまりにも突然に幕を閉じ医学界に衝撃を与えた。
白石氏は天才的な医学者でありながら、権威に媚びない医学の改革者であった。
そして、優れた著書や論文を多くものにしていた。
その結果、彼は死後尚多くの信望者を集めたのだ。それは現在進行形であろう。
彼が没頭して死する直前まで身を削る思いで研究していた、未知なる病「クリムゾン」は彼なしではこのクリムゾンについて人類は到底闇に葬ったままであっただろう。
実は私、この間偶然にもバーにて白石氏にお会いしたのだが、その時はサングラスをかけカクテルを共に嗜ませていただいた。最近の彼はサングラスがお気に入りで手放せないと言っていた。
まさかあのバーで過ごした一夜が彼との最期の会話だったなんて、こうして書いてて私は今でも信じられないのだ。

※ページは此処で途切れています。

想起

黒く鈍く暗い空から牡丹雪が降る夜だった。
「あなたのお母さんは戻ってこないよ」って言う言葉を散々大人たちから聞いたあたしは、その日の真夜中孤児院の庭にあるアスレチックの中心、ロケットみたいな高台にひとりで体育座りをしていた。
幼稚園時代の頃のあたしは今よりずっと我侭な子だったと思う。
見つめた先。まーるい窓枠から見えたのは、ちっぽけでさみしく街とそれを囲むように立ちそびえる山だけ。小さな世界だと思えた。
ここの院は街外れの坂道一本登った所だったのを覚えてる。
トマトみたいに真っ赤な車でお母さんはあたしを此処まで連れてきた。「いい子でいるのよ」って。
言いつけ、守れてないや。だから、迎えに来ないのかな。
違うよね。まだ仕事をしているんだ。おしごとはたいへん、らしいもん。
もう少し、もう少し待ってれば。こんな暗い夜道でもあの赤い車はぴっかぴかなんだから。

「何してんの」

さみしい色彩の世界の中で、彼は忽然と現れた。
裸足で雪の上を立つ彼に大人たちと同じで返す言葉はないと思って、だからその声に返事はしなかった。
彼は暫くして続く沈黙を破り、ロケットの機体へ歩み突然話し始めた。
「この孤児院ってさ、どこのおもちゃ会社かは知らないけどその会社の社長と院長が仲がいいみたいでさ。
だからテレビのCMで映るおもちゃもさ、大抵CMする前にうちにあっていいよ。ほら、イナリライダーの剣もそうだった。」
機体へ繋がる青い梯子にかける音か、ギュッギュッと高い音が耳に入る。
「後さ、こっこのおっちゃんとおばちゃんたちがさ。時間まーじでうるさいの。
小学生は22時寝ろとかさ。中高生は23時なんだけどさ、夜ふかし組がそりゃ出てくるわけだよ。
うるさいけどさ、飯は中々なんだよなぁ。明日の献立のほうれん草カレー期待してな。
色はえっげつないけどさぁ、スッゲェ美味いんだよ!」
肌と金属が擦れる音が近くなっていくのを感じる。両足を固める手の力はギュッと強めた。
「此処、保育園じゃないからな」
「…分かってるよ。」
「へぇ、なんだ。物分かりいいじゃん。」
折れた。初めて交わした声色は未だに言われちゃうぐらいどんよりとしていたらしい。
ようやく目を合わせた彼は目が鋭くて、だけど口癖が悪かったけどあたたかいと思った。
彼は白い格子の空間に足を落ち着かせ、雪を払い除けたのか手を柱に置いていた。
「名前、何て言うの。」
実は昨日の朝、此処に来たけれど。名前はまだ名乗ってないままだった。
だから、その意地で延長だった。喋るもんか!
向き合ってた姿勢からぐるりと体育座りに元通り。
再び沈黙になった。きっと帰る。かわいくないって言って帰るだろうな。
そう腕の中に顔を埋めていたら、今度は正面から擦れ合う音が聞こえ見上げた。
「小さい夜の子で、小夜子ってどうよ。」
黒く鈍い景色を彼は体いっぱいに奪った。仁王立ちするあの人から見たあたしは相当のアホ面だと言われたっけ。
「あっ、ちなみに俺夜って言うんだ」
そうさらりとにかっと元気よく笑ってた。
「センスのセもないよ、その名前っ」
精一杯いじけていたから、真っ正面から言葉をぶつけれる勇気がなかった。
「いーや、セもンもスもあるから」
そう言うと夜は足に込めてた力をパッと離して後ろへ体重を預けた。
「え、ちょっと!」
結構高さはあった。
思わず立ち上がって白い格子に捕まって覗き込むように下を見た。いない。落ちた跡もない。
「ほら、言ったろ」
振り向くと彼は格子の上でしゃがんで立派に笑っていた。
「どうやって?!何したの?!」
「簡単だよ。セもンもスもあるからね。」
「まさか、飛んだ?!」
「まぁ、ピーターパンだから....」
ドサッ 彼のしゃがんでた格子から下を覗き込むと、夜は雪のベッドに倒れていた。
「っ、...ね。」
頭を抱えながらそうつけたしたピーターパンさんに、ふふっと笑が溢れた。
「ねぇ。やっぱり、センス。ないね。」

早希 という名前はすぐに遠い場所へいった。
そして小夜子 という名前はすぐあたしのになった。
その日の朝あたしと夜は漆山夫妻の養子になることになった。偶然だった。本当にびっくりだった。
その偶然に目を点にさせたあたしは、自然とその誘いに頷いた。
お父さんのアキラくん。
お母さんのサッちゃん。
そして、夜とあたし。

漆山小夜子 という名前は簡単に変えられた。
法律ってすごいと思った。
この名前が自分のものになったのはあっという間だったと思う。
小学生の頃はなんだか夢のようだった。
望んでいたものがありふれていた。
お花見に行って、流れるプールに行って、クリスマスケーキを頬張って、イナリライダーごっこも喧嘩に発展するまでいつもやって。
とても幸せだった。
望んでいた家族愛。
愛されていたことがたまらなく嬉しかった。

そんな思いで中学生になった。
当時夜はもう高校生だった。
あたしはバスケ部に入った。
中学の頃の夜もバスケ部だった。
だから、バスケ部入部は自然な流れだった。

夜は、自慢だった。
あたしはいつも夜の背中を見ていた。

中学生の頃はバスケ一本な生活だった。
運動には恵まれていたおかげで、エースという称号をしょっていた。だから部活にひたすら打ち込んでいた。とても忙しかった時期だなって思う。
そうだなぁ、この頃になるとアキラくんとサッちゃんは家に帰らなくなった。
あたしが小学6年生の時にふたりは一緒に勤めていた会社を辞め、一緒に転職をしたのだ。
営業部だったみたいでセールスにしょっちゅう行っていたみたいだった。
詳しい仕事内容は知らなかったけれど、一緒の転職先って仲良いなぁなんて思うだけだった。
学年に上がるにつれ、ふたりは家に帰ることが少なくなってきていて、この頃にはもう別居状態といわれても否定は出来なかった。
さみしくなかった、なんて言えば嘘だけど、夜とふたりでこの家を支え生きてきたから。
それはそれで幸せで満たされていた。

中3のある部活が早く終わった日。
家に帰ったらランニングしにいこうと決めていた。
ただいま、と誰もいない家へあがってゆき2階の自室へ行く前に手を洗いに洗面所へ出向いた。
確か今日夜はバイトで帰りが遅くなるんだっけ。
今日の夕飯はオムライスにしようかな。そう、洗面所のドアを引いた。
だから、その先に広がる光景なんて1ミリも予想してなかった。

あたしはいつも夜の背中を見ていた。

「さ、よこ。」

ねぇ。その背中に無数の痣があるなんて、知らなかったよ。
syringe

syringe

フラオパーンさそりの武器のもうひとつ、注射器について。

さそりの注射器は空っぽです。空気だけ。
注射器はゲーム当初5本所持していましたが、現在はトーイ君に1本渡したのでこれで4本ですね!
注射器は50ml注射器のもの。ぐーぐる先生で画像検索してもらえば分かりますが、50mlの注射器って結構太いです。それらの注射器は画像のようなケースに収納してます。
十草くんが言った通り誤射は危険なのでね。

空の注射器を武器にするということ。
先端が針だから指すということでダメージを負わせるというのもひとつの手だと思います。
だけどそれはあまりにも小さなダメージ。耐えようと思えば耐えられるもの。
「空気塞栓」という現象ご存知でしょうか。
空の注射器を自身に注射します。それをすることにより血管に空気が入り、血管が詰まってしまってそこから先へ血流が届かなくなります。
脳のように血流がちょっとの時間止まっただけでも、莫大な被害が出る臓器の中の血管が細かく分かれて行く所で、空気の泡が詰まってしまい、その先に血液がいかなくなります。
基本的に血管に空気は存在しては駄目なもの。

但し、例えば医療ミスとかで看護師さんが患者さんに点滴を打ったとします。
点滴では刺入部固定のために最終的にテープで固定しますよね。
そこに空気が少々入った痕跡が見られたとき。
ある程度の空気は血管に入っても空気塞栓は起こらないそうです。
空気塞栓はどれぐらいの分量で起こるの?っていわれると、その答えは定まってないそう。
ただ、ネットで調べると300ml程でそれは起きてしまうとか。
具体的な数字は何度調べても答えは結局曖昧なままでした。
だけど、分かった事は具体的な数字は分からないが意図的に大量の空気を送りこむ事。空気塞栓は絶対起こります。
注射器のサイズにもよりますがMAXで空気を入れ込むと、間違いなく人間の臓器システムは修復しないみたいです。
ちなみにこの空気注射は戦時中楽にあの世に行くために多くの兵がこの手を使ったようです。
当の所持者さそりは承知済みでそれを武器にしたまでです。

トーイくんが使うのも良し、他の人に回して使うのもよしです。
凪ちゃんのお好きのままにあれ!
The Golden Afternoon

The Golden Afternoon

HERE IS WONDERLAND......???





はっつんの掻いてくれた小夜子を見つつ。
チシャ猫とアリスさん
中性的な顔立ちの人が顔周りにこうリボンをきゅっと結ぶの可愛いと思う

data

『危険生物ガイドライン――17ページより』

▼蠍(さそり)
蠍(さそり、サソリ)とは、節足動物門鋏角亜門クモ綱サソリ目の動物の総称である。
英語ではスコーピオン(Scorpion)。

【概要】
鋏状の脚と、尻尾に毒針を持つのが特徴。生息域は砂漠だけに収まらず熱帯地方を中心に寒冷域まで、また森林部などの他人間の生息域にもいる場合がある。
猛毒を持つ危険な生き物というイメージが強いのですが、実際には人体に無害な弱い毒しか持たないものが大部分で、猛毒を持つ種はキョクトウサソリ科の仲間の一部にしかすぎません。
サソリの祖先は海に生息していた体長2m以上もあるウミサソリ類とされてるのと同時にカブトガニ類ともされていて、ウミサソリ類とカブトガニ類は共に三葉虫から分化している為、どちらとも近く実際のところ、分かっておりません。

【特徴】
頭胸部と腹部はくびれずにつながっている。腹部からは長い尾部が伸びる。尾部は節に分かれ、曲げられる。最後の節は少し膨らんで、曲がった毒針がついている。
鋏角は短い鋏状、触肢は長く発達した鋏になっている。歩脚は4対で、長さはどれもほとんど同じくらい。第四脚の付け根には、櫛状板と呼ばれる、整髪用の櫛の形の器官が左右1対ついている。腹部の腹面には各節に1対ずつ、4対の書肺がある。
現生のサソリは頭胸部前方側面に2〜5対の単眼の列(側眼)を、また頭胸部中央には上向きに露出する接近した1対の単眼(中眼)をもつ。

【毒】
サソリの尾の先には毒針があり、これを使って毒を注入することは一般的によく知られており、猛毒により刺されたら死ぬ場合もあるとして恐れられている。人命に関わる猛毒をもつ種類はイエローファットテールスコーピオン、ストライプバークスコーピオンなど。この中でも最強の毒をもつのは中東に生息するオブトサソリといわれている。

【天敵】
天敵はイタチやジャコウネコ科などの肉食性ほ乳類や、鳥類、は虫類、他に同じサソリや、肉食性の昆虫類にクモ類やムカデ類などにも捕食され、特に成体になっていない幼生サソリが餌食になってしまう事が多いようである。


以上。


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